株式会社リソース・インターナショナルより
海外の最新トレンドを
「Resource News」としてお届けしています。
resourcenews
NEWS
CLARENCE HOUSEのサンプルが入荷しました。
 
ハイスタイルのテクスチャーと大胆なカラーパレットで、独特の個性が光るテキスタイルブランド「CLARENCE HOUSE」より、新コレクションのサンプルが入荷しました。
メインデザイナーは、米国在住の日本人Kazumi Yoshida氏が務めています。フォービズムの画家の影響を受けているというコレクションはどれも明るく遊び心にあふれ、それでいて気品がありインテリアに美しく馴染みます。
 
CLARENCE HOUSEのイメージブックを差し上げています!
 
CLARENCE HOUSEのエッセンスがぎっしりと詰まったイメージブックは、イラストと写真で構成されたやや大判のサイズ。見ているだけで楽しくなります。ご希望の方は、以下お問い合わせよりご請求ください。
TOPICS

トレビラCSの実力 ~難燃ポリエステルのひみつ

台風や地震など自然災害の発生は防ぐことはできませんが、火災は備えと努力によって発生を食い止め、被害を最小限にすることができます。
 
火災を出さないためには、身の回りを燃えにくくすることが肝要です。本来は可燃性のある繊維も、燃えにくい性質が求められています。燃えにくいカーテンやカーペットは、命を救うことに直結しています。
ポリエステル繊維およびフィラメント糸の製造メーカーである、ドイツのトレビラ社が開発、製造、販売する難燃ポリエステル糸「Trevira CS(トレビラ・シーエス)」は、「燃えにくいインテリア用テキスタイル」として広まり、その性能とパフォーマンス性において高く評価されています。
 
トレビラ社では、数種のパフォーマンス性の高いポリエステル繊維ブランドを展開していますが、難燃性能を備えた製品群を「トレビラCS」と名付けています。「CS」は「Confort」と「Safety」を意味し、快適性と安全性が最も大切であるとのコンセプトから由来、トレビラ社の主力製品となっています。
1)燃えやすい vs. 燃えにくい
難燃性を備えたテキスタイルの延焼抑制効果は、絶大と言われています。
比較燃焼実験では、普通の繊維 (右) は全体的に炎が上がる様子を示しています。それに対し、難燃性ポリエステル / トレビラ CS 繊維 (左) は火種から着炎することなくゆっくりと溶け、煙なども発生している様子が見られません。
▲画像をクリックすると、比較実験の動画が視聴できます。
「燃焼」は、材料の熱分解によって発生した可燃性ガスと酸素が結合する化学反応という事ができます
つまり、熱分解を抑える、可燃性ガスを発生させない、酸素との結合を妨げる、ということが燃焼の抑制=難燃の原理となります。難燃性のテキスタイルは、燃焼を進行成就させないことで、燃えにくさを発揮しています。
2)トレビラCSの特徴
生地を燃えにくくする方法として、繊維の分子生成段階で有効成分を練り込み(正しくは共重合)、繊維レベルで難燃性を実現させる「素材難燃」と、染色時に染料と併用して成分を吸着させたり、生地を薬剤に浸してしみ込ませる、あるいは薬剤を含む樹脂をバックコーティングするなどの「防炎加工」があります。
 
いずれの方法でも、認証や法規の求める水準の難燃性を得ることができます。
トレビラCSは「素材難燃」ですが、素材そのものに難燃性を持たせる方法は、防炎性能の安定性や持続性のなど、様々な面で優位性があるといえます。
 
素材難燃(トレビラCS)のメリット
  
  安定性 どの製品も均一に同一の性能を持ち、ロットによる違いが生まれない
  永続性 経年による防炎性能の劣化がなく、機能が続く
  継続性 頻繁に洗濯しても難燃性は変わらない
  安全性 ハロゲン、窒素を含む有害物質を使用していない
 
  高性能 高度な難燃性をもつ
  高性能 有毒ガスを発生させない
  高性能 発煙も少ない
繊維メーカーでは、難燃ポリエステル等の開発が盛んに行われており、帝人のスーパーエクスターなど、トレビラCS以外にもいくつかの難燃ポリエステルブランドがあります。
 
そうした難燃ポリエステルの中でも、トレビラCSが高性能であると評価が高いのは、難燃性を作り出すために共重合させている成分がハロゲン系や窒素系ではなく、独自に開発した有機リン系化合物を採用していること、かつ安定した分子構造を獲得している点にあると言われています。
 
リン系化合物による難燃のしくみは、炭化による燃焼阻害です。熱を受けた際に発生するリンの働きにより繊維からHとOを奪い繊維を炭化させ、炭化物が繊維を覆って燃焼の進行させないという原理です。この共重合成分と分子構造の結果として、高い難燃性のみならず、ガスが発生しないなどの副次的なメリットも享受できました。この他、耐光性や耐摩耗性のスコアが高いことや、撥水や抗菌といった加工をしても防炎性能が阻害されにくいという特徴も備えていることがわかってきています。
3)サスティナブルへの取り組み
トレビラ社では、「透明性」「責任」「倫理的実践」を社是に掲げています。
品質に関するこだわりは高く、すべてのサイトにおいてISO 14001、ISO 9001、およびISO 50001の認証を取得しています。
 
そして商品については「OEKO-TEX® STANDARD 100」を取得。有害物質や有毒物質の許容限度値に準拠しています。この規格で認証された繊維は、3 歳未満の乳児や幼児にも適しているとされています。
リサイクル製品の開発にも力を入れています。
リサイクル原料を使用した、リサイクル難燃ポリエステルの商品も見かけるようになりましたが、トレビラ社でもトレビラCSの派生ブランドとして「トレビラCS エコ」を展開しています。
トレビラCSエコは、リサイクルされたPETボトルをベースにしており、50%のリサイクル素材(ポストコンシュマー材)で構成されています。
その難燃性能については、遜色ありません。
4)トレビラSCのテキスタイル
トレビラ社では、トレビラCS糸を使用したテキスタイルを扱うサプライヤーのメンバーシップクラブを構成しています。現在ゴールドメンバーは33社、シルバーメンバーは34社と公表されています。
弊社では、そのうち 9 社と直接取引があり、ショールームにサンプルを置いています。クラブメンバー・ブランドは、防炎に対する意識が高く、コントラクト向けのコレクションを豊富に展開しています。
こうしたメンバー以外でも、ベンダーを介しトレビラCSの製品をコレクションに加えているテキスタイル・ブランドもあります。デザインの選択肢は広がっています。
PICK UP

新作商品や人気コレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

オートクチュール・ラグ  /  Pinton(フランス)

resourcenews

24時間稼働する工場で超高速で作られる工業製品としてのカーペットと対局に、美しさと有用性に対する信念と情熱に突き動かされる、職人+デザイナーのコンビネーションによって生み出される、そんなオートクチュールのようなカーペット(ラグ)もあります。丁寧に作られるモノは、ちょっとした工夫や遊びを取り込むゆとりがあり、ユニークなデザインが可能になります。

 

フランスのラグブランド「Pinton(パントン)」は、タペストリーの歴史的産地であるオービュッソンに在り、タペストリーの製法を応用したアイデアからラグづくりをスタートさせました。作り置きするとクオリティが下がるという理由から、注文を受けてから生産をスタートさせるスタイルを取っています。

resourcenews

タペストリーのキャリアが特に生かされているのは、そのデザインのユニークさです。

柄の大胆さやアイデア、色使いなど、他ブランドでは見ることのできないハッとした驚きがあり、インテリアはこんなにも自由なのだと気付かされます。

 

現在の商品はハンドノットやハンドタフトが中心で、ウールやビスコース、バンブー、シルクなどのパイルにメタルや本革をあしらった凝った意匠もあり、柄の種類も豊富です。

resourcenews
resourcenews
正しく表示されない場合はこちら
このメールは、名刺交換をさせていただいた方に送信しております。 今後も引き続きメールの受信を希望される方は こちらをクリック してください。 今後メールの受信をご希望されない方は、こちらから配信停止手続きが行えます。
本メールは resourcenews@resource-inter.com よりresourcenews@resource-inter.com 宛に送信しております。
西片1-17-8, 文京区, 東京都 113-0024, Japan


全てのメーリングリストから配信を停止する。 配信停止 | 登録情報更新 | このメールを転送する | 迷惑メールと報告する